2017年7月9日日曜日

最近の出来事

先週はイタリアから来たリューティスト、ロレンツォの卒業試験がありました。ロレンツォは私がミュンヘンに来た時から気さくに話しかけてくれて、何度もお茶や食事をした大切な友人の一人です。
バチェラーの卒業試験は、ソロとアンサンブル合わせて1時間半ほどのプログラムを組み休憩なしで弾き通さなければならないので、なかなかハードです。私はヴィヴァルディのコンチェルト、モンテヴェルディのTempro la cetraの通奏低音を弾かせてもらいました。リュートとのアンサンブルも、モンテヴェルディの作品を弾くのも今回が初めてでしたが、ロレンツォが歌詞をドイツ語に訳してくれたり、私もCDをいろいろ聴いてみたりしていい勉強が出来ました。何より、彼のレッスンについていくのが非常に楽しく、彼の師匠エヴァンジェリーナ先生もイタリアからいらしているので、レッスンは主にイタリア語。わーここはイタリア?と浮かれていると「トモミー!」とドスの効いた声で叫ばれました。←(もっと和音を鳴らせー!と先生は言いたい。)

試験のあとはビアガーデンで乾杯しました。
スイスでも頑張ってね!

そしてとてもビックリしたことに、私が東京で23歳の時から5年間教えていたアイゼナハ音楽院に、彼が今度師事するエドアルド・エグエスさんがいらしてた事を知りました。なんか縁を感じるなぁ。ロレンツォもいつか日本においでね!

この卒試験の前にもう一人のイタリアからの大切な友達、ヤコポの誕生日会がありました。みんなからメッセージを集めたバースデーカードを渡したらとても喜んでくれました。



そして、私もこの試験期間にフォルテピアノのマイスター課程の入試を受験していたのですが、一昨日合格のお知らせを頂きました!チェンバロの専攻生としてもこれまで貴重な機会をたくさん頂き本当に楽しい二年間でしたが、今後はよりじっくりと二種類の楽器から17-19世紀のドイツ鍵盤楽器作品をしっかりみていきます。楽しみながら頑張ります!