2017年1月9日月曜日

あけましておめでとうございます。


あけましておめでとうございます!
※クリック拡大するとJ.S.バッハのお顔がよく見えると思います。さてどこの教会のステンドグラスでしょうか?


昨年は漸く住み慣れてきたミュンヘンの生活を味わいつつ、日々模索しながら自分の課題と向き合い、いろいろな事を経験した一年でした。
特に心に残っているのは春の「バロックターゲ」での演奏、夏のコンクール、ミサでの演奏、副科でミヒャエル教会の巨大なパイプオルガンを弾かせていただいたこと、ラジオ放送での演奏でした。

嬉しく感じているのは、古楽科の友人達と音楽を通して深くコミュニケーションが取れた事。これは留学しないと絶対に出来なかった経験。相手と心から音楽を分かち合う感覚、どうしても遠慮が先に出てしまいそれが当たり前になっていた日本でのアンサンブルでは経験した事のない感覚を味わうことが出来ました。

今年は実技や研究を研鑽していくのははもちろんのこと、先生や友人たちと更に音楽の上でも言葉の上でもよく意思疎通をはかり絆を深められたらいいなと思います。



去年の年末は何をしていたかというと、ベルリンでドイツ文学を研究をする友人に会いに行ってきました。少しずつですが書き残しておきたいと思います。


ベルリン、、の前に
♪音楽と文学の街♪ライプツィヒにも立ち寄りました。バッハがオルガニストを務めたトーマス教会のクリスマスミサに参加しました。

クリスマスイブのトーマス教会。
ミサの開始を待つ人たち。真夜中にもかかわらず一時間ほど前から既に続々と人が入ってきます。

クリスマスを祝うバッハ。

ミサを終えたあとはGrassi博物館へ。ここには現存するクリストーフォリのオリジナルのピアノ3台のうちの1台が所蔵されています。



なんと、中国趣味の絵柄。少し嬉しいですね。




今回ベルリンへ行く直前にクリスマスマーケットでのテロ事件が起こりました。大丈夫だろうかと心配していましたが年末最後のレッスンでクリスティーネ先生に私の予定を伝えると、ベルリンは先生の故郷だということが判明し、「今の世の中絶対に安全な所なんて無い。」と言ってレッスンを脱線して先生おすすめの見所、特に東ドイツの歴史を知るためのポイントを教えてくださいました。

到着した夜はベルリンビールで友人と乾杯。




先生が話していた通り、ベルリンはミュンヘンとは全く違う様子の街でした。古いものに新しいものをねじ込んでいる感じ。それがユーモアだったり皮肉だったり、人を元気づかせるものだったり。とにかく混沌としていてエネルギーが渦巻いている魅力満載な街でした。長く住むとまた違うことを感じるんだろうな。

ベルリンの報告は長くなるので次の記事で書きたいと思います。

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