このメッセは毎年この時期に開催されていて、ドイツだけでなく海外からの出品もある大規模なイベントです。
私は北ドイツのRostockからいらしたチェンバロ製作家、J.G.シュミットさんのお手伝いでデモンストレーション演奏をしてきました。
会場にはMietkeモデルの一段鍵盤のチェンバロ、製作途中のGräbnerモデルの二段チェンバロ、ポジティフオルガンにクラヴィコードが展示されました。一段チェンバロとオルガンでバッハやモーツァルト幼少期の作品などを演奏しました。やっぱり楽器はただ展示されているよりも実際に音が聴ける方が断然面白いですよね。弾き始めると皆さんが足を止めて聴いてくださるので、嬉しかったです。
【動画】オルガンでモーツァルトを弾いています。
本来は20分弾いたら少し休憩して、計3回弾く予定でしたが、声をかけてくださる方や小さな子のかわいい視線、乳母車を止めて聞いてくださる若いお母さんなどがいらっしゃるとどうしてもやめられず、結局一時間半弾き続けていました。笑
休憩時間には他の展示も見学しました。
私たちは「ドイツの手工芸ゾーン」にいたのですが、
こんなガラスを巧みに操るマイスターや
こんな巨大な籠を編んでいたり
リュートを製作される方も。
こんな素敵な帽子も。欲しくなってしまう。
この展示棟の中央には舞台が設置されていて、そこではミス・ミスターハンドワークの発表が行われていました。笑
製作コースの様子はこちら。過程が見れて面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=S7CvHRWx1mQ&feature=youtu.be
シュミットさんのホームページはこちらです。
https://www.orgelmacher.com/
隣ブースの琥珀の女性やアウトドアリュックを紹介していたお兄さんも、チェンバロを聴いていてくださったようで、最終日には「『あの小さな日本人の女の子はいつ来るの?』って彼らが聞いてくるんだよ。」と言われ、とても嬉しくなりました。
そして「小柄な女の子」と言われたのは初めてなので、ドイツにいるうちに楽しんでおこうと思いました。笑
頂いたCDと定規、自分でオカリナ屋さんで買った水ぶえ。小鳥のさえずりはいつかコンサートに登場させよう。