2016年10月27日木曜日

Du bist fleißig!

私がドイツに来てから一番言われているセリフ。
「Du bist fleißig!」

「よく練習するね!」という意味です。
もう古楽科の先生からも学生からも、半分には言われた気がします。
家に楽器がないためにひたすら学校でさらうので、練習室のドアを開けると私が居る、みたいなイメージを持たれています。このまま全員から言われることを目指そうか。。
しかしいつも言われた後にどう反応していいものか困ってしまいます。

いえいえ、私より熱心な人がいるんです。。。駅の地下ホームからガスタイク前の出口に出るときにいつも演奏しているアコーディオンのおじさん。朝来るともう演奏していて、帰るときにもまだ弾いてています。







 写真は先日立ち寄った近くの蚤の市の様子。




木の葉が色づく季節は特におじさんの音色が胸に響きます。


冬ゼメスタがやっと始まりました。今ゼメからは来年公演予定のヘンデルのオペラ『Giulio Cesare』の練習が始まります。ずっと経験したいと思っていたオペラの通奏低音ができる!ので今から楽しみです。


2016年10月15日土曜日

ドイツの秋

Federweisser。

以前ドイツに来た時に、こちらでワインをつくっている日本人の方が教えてくださった秋の味覚。
「この季節はこれに玉ねぎケーキを食べないとね!」と言われたのを思い出してマルクトで買ってきました。
Federweisserという発酵途中のワイン?です。甘くて濃くて、とっても美味しい。アルコールが10パーセントもあるとは思えません。気をつけなければ。。




この時期になると栗がたくさん落ちているのを見かけます。

去年の秋の思い出。
こちらで知り合ったポーランドから来たヨアンナと散歩をした時に、一緒に栗を拾いました。靴ひもがほどけていたので注意すると、またすぐ解けちゃうからこのままで良いのと言う。
金髪が美しく、トレンチコートがよく似合う彼女がひもをそのままにして歩く姿を見て、ああショパンが生まれた国から来たんだなぁ、とうっとり眺めたのでした。






2016年10月8日土曜日

ラジオで生放送されます

4月に弾いたカタリーナとのデュオが推薦され、11月8日に大学の大ホールでベートーヴェンをまた弾かせていただけることになりました。
ドキドキ。。。このコンサートはラジオDeutschlandradio Kulturから生放送されます!
緊張、もしますがそれ以上にまた彼女と弾けるのが楽しみです。

大学のホームページではこちら

ラジオ局のホームページにはこちらに情報が載っています。

この間試したのですが、スマホからアプリをダウンロードすれば放送が日本でも聞けるようです!無料です。「DasRadio」と検索すると、グレーのスピーカーみたいなアイコンが出てくると思いますのでそれをダウンロードしてチャンネルを「Deutsch-Kultur」に合わせればおそらくお聞きいただけます!

20時、冬時間に切り替わっておそらく日本では4時ですかね。私たちの他にはマドリガーレコーラスやサクスフォンカルテットが出演するようで、こちらもオススメです!私たちは第1楽章のみ演奏します。ものすごい早起きな方は是非聴いてみてください(^-^)

今年の夏休み

ミュンヘンは先週から空気がぐっと下がり、オクトーバーフェスト・ロスになりそうな寒い日が続いています。。

長い間ブログも書かずに何をしていたかというと、、、。


7月

ブライスガウにあるクリストフ・ケルンさんの工房で行われたクリスティーネ先生のマスタークラスを受けに行きました。ブライスガウはミュンヘンから5時間ほどですが、のどかな良いところで、こちらの特におじいちゃんおばあちゃんの保養地のようです。

そんな場所にあるケルンさんの工房はとても広く、ありきたりな表現ですが、ジブリの映画に出てきそうな素敵なところでした。


レッスンのほかにケルンさんの楽器についてのレクチャーや、クリスティーネ先生のレクチャーコンサートもあり、充実したクラスでした。また工房でみんなでサラダを作り、ケルンさんが私たちに一枚ずつクレープを焼いてふるまってくださったのも嬉しい思い出です。

この間は近くに住む老夫婦の家にホームステイをし、毎朝おばあちゃんと会話をしながら手作りのジャムといろんな種類のチーズ、パンに紅茶という朝ご飯をいただくのも、とても幸せな時間でした。

部屋からの風景。


8月

フォルテピアノのコンクールを受けに行きました。受けると決めてから約10か月、一番いい結果を目指して全力で取り組んできました。結果は予選が通らず、かなり落ち込みました。が、自分の演奏を見直すいいきっかけにもなりました。これも全力でぶつかって跳ね返されたからだと思います。結果を別にしていえば、私自身は鼻息が出るほどいい演奏が出来たと感じていて(笑)、演奏後にはマスタークラスで知り合った、同じくコンクールに出ていた友達が皆舞台袖に駆けつけてくれたこと、そして審査に加わっていた私の先生が私にかけてくれた言葉が、私にとってかけがえのない評価になりました。これについて書くとものすごく長くなりそうなので止めておきますが(;'∀')、ここで文章にするのではなく演奏や自分の研究でみせていきたいと思います。
コンクール後はドイツに来た両親とザルツブルクやアウグスブルク、アマー湖に足をのばしました。


そして9月

は練習しつつ図書館で文献収集。マリエンプラッツから2駅ほどにバイエルンで一番大きな州立図書館があるので、とても便利です。ドイツ語教室にが近くにあるので、終わった後にバスで行き、予約した本を受け取ってたまにカフェでお茶というのが最近のお気に入りルート。



もうすぐ始まる二年目の学校生活も頑張ります。