2016年11月26日土曜日

Operschule

毎週金曜日はオペラ「Giulio Cesare」の稽古の日。私にとって一番緊張する授業が週の最後にやってきます。(なので一週間気持ちが落ち着けない。)

公演は5月なので、今は歌手達が台本を読み、歌詞の意味や発音を先生と確認し、その後チェンバロとピアノの伴奏に合わせて歌ってみる、という作業をひたすら進めていきます。
イタリア語がドイツ語に訳されるのを聞いていると、予め訳した日本語と照らし合わせている私は「へーこのドイツ語の単語にそういう意味もあるのか」と変なところで関心をしています。

毎授業で歌う範囲は予め決まっているものの、「今日はこのアリアはやらずに飛んでこっちをやりましょう」と急に変更される事もあるし、「じゃあレチタティーボのあの和音から」「もう一回何小節前から」とバンバン出される指示に追いつくのに必死です。(^^;)
ですが一緒に通低を担当する(本番は二台チェンバロでドッペルコンティヌオで一緒に弾きます)ヨハンナとミヒャ、そしてコレペティの先生が優しくサポートしてくださるので、楽しく出来ています。歌手の方たちもとっても魅力的です。

当たり前だけれども、今鍵盤だけで弾いているこの音楽がオーケストラ伴奏になるんだなぁ。。。

皆どんな衣装を着るのだろう。

などと5月の公演を想像するだけで今から感動してしまいます。笑





いやしかし今日この授業を終えてからどっと疲れが。。。最近は毎週本番があり帰りも遅い日が続いたので、ガソリン切れ。今日は早く家に帰りました。


2016年11月10日木曜日

Hörprobe


ラジオ生放送のコンサート、「Hörprobe」が終わりました。はぁ、とっても楽しかった!です。
いつもと違う環境で緊張もしましたが、本番は思い切って演奏出来、カタリーナと二人で満足のいく表現が出来ました。


  演奏直後のわたしたち。


ドイツの演奏会では、拍手を頂いている時に関係者の方が登場してお花やワインが手渡される、、、というシーンをよく見るのですが、今回初めて憧れのそれを経験出来、とっても嬉しかったです。写真では切れてしまっていますがカタリーナには濃いピンクのバラ。

今回なんとトークでもラジオデビューしてしまいました。(一言ですが。(^^;))前日の打ち合わせの際に司会の方から突然告げられ、かなり焦りましたが、カタリーナにチェックもしてもらい無事質問にも答えることが出来ました。



今回のコンサートは、ミュンヘン音大のいろいろな音楽活動を学生の視点から紹介するという目的もあり、マドリガレコーラスやサックスカルテット、打楽器ソロやギターソロ、ジャズとバラエティ豊かなプログラムでした。
演奏後は客席でほかの学生の演奏を聴きましたが、演奏もインタビューも皆個性的で、それぞれが自分の分野に没頭し、それでいて肩の力が抜けている感じがなんとも格好よく、私も力をもらいました。



頂いたバラはFederweißerの瓶に生けました。ずっと枯れないで欲しいな。