2016年6月20日月曜日

Die Kunst der Fuge

本番ラッシュを終え、一息ついている今日このごろです。

先週末はKreuzkircheでチェンバロ科による『フーガの技法』のリレーコンサートがありました。
専攻生全員と先生も加わって、全曲を演奏しました。全員といっても専攻生の人数が少ないので、一人複数曲演奏しなければなりません。皆で力を合わせてこの大作に挑戦だ!という感じで、お互いを応援するような雰囲気も生まれて楽しかったです。一つきつかったのが、コンサートでは演奏者の交替に時間をかけずに淀みなくフーガを弾いていかなければならないため、ステージ上で待機していなければならずしかもお客さんと向かい合わせに座らなければならなかったこと。自分のフーガがまわってくるまで身体も動かせないし、弾く時には右からお客さん、左から学生、先生の視線を浴びながらの演奏。。。緊張しましたが、それでもこの響きの良い素敵な会場でバッハを弾けた事にこの上ない幸せを感じました。

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リハ中の先生。

特に午前中一人で会場を独り占めしてのリハーサルは心躍りました。
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このコンサートの翌日月曜日にはクラスのアーベント、水曜日には実技試験がありました。試験ではフローベルガーのトッカータ、エマヌエル・バッハのプロイセンソナタ、そしてスカルラッティのソナタを弾きました。一曲弾くたびに先生方が拍手したり掛け声?をかけてくださるので、日本の試験と同じ緊張感を持ってチェンバロに向かっていた私は少し照れくさいのとどうすればいいのかわからないのとで、変ににやにやしてしまいました。

まだ通奏低音とクラヴィコード、オルガンそして楽器論の口頭試験←これが1番練習が必要かも(^_^;)が残っていますが、引き続きどれもいい結果を出せるように頑張ります。

今日は一日中フォルテピアノを練習し、帰宅してからはいつもの近所のスーパーへ、一週間分の食料を確保しに。
今週は美味しそうな桃をゲットしました。パンパンなスーパーの袋を抱っこしてうんしょうんしょと歩いていると、後ろから「トモミー!」と呼び止められ、振り返るとお出かけ帰りの大家さんが!ラッキー!!車に乗せてもらえました。
本当に優しくて親切な大家さん。ここに来てからものすごくお世話になっています。素敵な大家さんエピソードがたくさんあるので、またブログに書けたらと思います。


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